こんにちは、あさひです。今日は焼きナスのお話をさせて頂きます。

私が小学4年生の頃にある事情で引っ越しが決まりました。しかし父は仕事があるので、父を残して母と子供達だけで先に引っ越しました。残った父は1人暮らしで、数ヶ月過ごしていました。

ふと、父に会いに行こうと思い立ち、母に相談して1人で電車に乗って父に会いに行きました。父は普段笑う事が無く、仕事一筋でした。

そんな父が私が団地について、住んでいる階の窓を見たらそこには窓から一生懸命に手を振って笑顔で迎えてくれた父がいました。はじめて、心から喜んでいる父の笑顔を見ました。それが凄く今でも記憶に残っています。

食事の時間になり、父がはじめて私に手作りで作ってくれたご飯は、白米と焼きナスでした。私が、焼きナスをジッと見ていたら「この焼きナスが本当に
美味しいんだぞ」と、また優しい笑顔で言ってくれました。

焼きナスは少し焦げていて、でも醤油の味が染みてとても美味しかったです。

父に会いに来て良かった。そう思いました。焼きナスを見るといつも思い出します。　

お父さんが私に作ってくれた、たった一つの手料理です。
父は今も元気に過ごしています。焼きナスの事は覚えていません＾＾でも私にとって焼きナスは、いつまでも大好きなご飯です。

お客さまの思い出のご飯は何ですか？いつか良かったらお聞かせ下さい。