みなさま、いつも大切な時間とご縁を頂き、
ありがとうございます。

今回は、良いことも悪いことも、行いは巡り、そして返って来るというお話です。

まず「情けは人の為ならず」という言葉をご存じの方も多いと思います。この後には「巡り巡って己が為」と続きます。

誰かの為に行った善行は、直接すぐにではなくとも、いずれ我が身に戻って来る、という意味です。

英語圏でも「ペイ・フォワード（Pay it Forward）」"恩送り" と言う表現で、誰かから受けた親切を、別の誰かに対し見返りを求めず贈る、という行動があります。

実際に、助け合いの精神から、後ろに並ぶ方や、後に来る誰かの為の支払を受け容れている、カフェやレストランも存在します。


私たちの日常生活の中でも、例えば、誰かのためを想い、取った行動がうまく伝わらなかった、あるいは不本意な反応が返された時に思い出したい考えです。

もしも直接善意を向けた相手にはスルーされたとしても、貴方の想いやりと優しい気持ちからの行いは実在し、恩送りの流れに乗っています。

そして、いずれ貴方への善意善行となり、戻って来るのです。

せっかく相手のことを考えて行動したのに、うまく伝わらなかった、とがっかりしたような時には、想いと行動を恩送りの流れに送り出した、その事実は活きていることを思い出してくださいね。

次回は、仇返りについてお話ししたいと思います。

貴方の心を込めた行動や言葉は、想う相手だけでなく、貴方自身も豊かに彩っているのです。

山吹