背中

2025.02.21

こんにちは、あさひです。
みなさまは急性咽頭炎という急性の咽頭炎をご存知でしょうか。

数年前２日位前から喉に痛みを感じてその後、激痛に変わり介助してもらいながら、病院に行きそのまま大きな病院で入院しました。

あと少しで晴れで喉がふさがるかもしれなかったそうです。病院のベッドで注射や点滴で数日すごしました。喉の痛みがひかない限りは口から食べれないので、ひたすら注射と点滴の日々でした。

ただただ24時間、先に入院されている患者さんと共に過ごす中、お見舞いに来られる方が何人もいらっしゃいました。私には特にお見舞いに来る人はいなかったのですが、寂しさはそんなにありませんでした。

私を担当していた看護師さんが綺麗で優しい方でした。

ある日、背中を洗いましょうね。と言って私の背中を暖かいタオルで拭いてくれました。ずっと寝たままでしたので、気持ちが良くて暖かくて何だか涙がでそうになりました。看護師さんが去った後、仕切りのカーテンに囲まれたベッドで点滴と注射で涙を拭けずポタポタ流しました。

ああ、人に背中を洗って貰うって嬉しいんだ。
ああ、大丈夫？って言って貰うて嬉しいんだ。
ああ、人と話すって大切なんだ。
ああ、お見舞いにきてもらえるって嬉しいんだ。

ずっとずっと我慢してただけなんだ。
私もお見舞いに来て貰い、大丈夫？また来るねと言って欲しいんだ。

それから、退院する日にお世話になった看護師さんに深く挨拶して1人で手続きして帰路につきました。

今でも背中を拭いてくれた看護師さんの暖かく優しい感覚は忘れません。どんなに辛い時でも大丈夫？と聞いて貰えて、優しくしてもらえることは嬉しいこと、とわかりました。

辛い経験をしている最中も、後になっても人の温もりや優しさは、綺麗ごとではなく優しくなれる第一歩ですね。

写真は全く関係ない至近距離の白鳥です^ ^