梅雨の時期。
朝は曇り、昼は蒸し暑くて、夕方には急に雨。

洗濯物は乾かないし、髪はうねるし、気分もなんとなくどんより。
だけど実は、心の中も、似たような空模様になっていることってありませんか？

最近、なんとなく距離を感じるあの人。
ちょっとした一言が気になって、モヤモヤが残る会話。

そう、6月って、天気だけじゃなくて、人間関係まで湿っぽくなる季節かもしれません。

1. 湿気は、心のすき間にも入り込む

湿度が高いと、身体もだるくなるし、集中力も落ちてきますよね。
だからきっと、心もいつもより“疲れやすく”なっているんです。

いつもなら気にしないようなLINEの返信の遅さ。
相手のちょっとした表情や言葉の温度。
それがなぜかいつもより刺さってしまったり、重く感じてしまったり。

疲れた心は、湿気と同じで、静かに重さを増していくのかもしれません。

2. ジメジメした空気は、自分のせいじゃない

「なんか、うまくいかないな」
「嫌われたのかな」
「また私が何かしたのかも」

そう思ってしまう人は、きっと優しい人です。

でも、うまくいかない空気って、
あなたのせいじゃないこともたくさんあります。

たまたま相手が機嫌悪かっただけかもしれないし、
その人自身が湿っぽい時期を過ごしているだけかもしれない。

湿気の原因が全部“自分”じゃないように、
人間関係のモヤモヤも、すべてが“自分発信”ではないんです。

3. 風通しのいい場所に、心も置いてみる

部屋の空気がこもったとき、
窓を開けると、ふっと軽くなる。

人間関係も、少し同じです。

「連絡、ちょっとだけ控えてみようかな」
「無理して気を使わなくていいかも」
そんなふうに、自分の心の“風通し”を意識してあげるだけで、
人との距離感は自然と整っていきます。

4. ずっと続く梅雨はない。心にも、ちゃんと晴れ間はやってくる

6月の空は読めないけれど、
必ずいつか、晴れます。
梅雨が明ければ、蝉の声と太陽が戻ってくる。

それと同じで、いま人との間にあるモヤモヤも、
必ずやわらいでいくときが来ると思います。

無理に明るくふるまわなくていいし、
答えを急がなくても大丈夫。

今は、心を湿らせながら過ごす季節。
それでも、ちゃんと前に進んでいます。

ジメジメした日々の中で、
人との関係も、気持ちも、なんだか重たくなる季節。

でもそれは、あなたが繊細に感じ取れる人だからこそ。

湿気もモヤモヤも、いずれ通り過ぎて、
ちゃんと風が吹きます。
光が差します。

そのときまで、どうか自分にやさしくいてあげてくださいね。