LGBTQ+という言葉を、少しだけ身近に感じてみませんか?
2025.10.11
最近よく耳にする「LGBTQ+」という言葉。
ニュースやSNSで見かけても、どこか自分とは遠いもののように思える方もいるかもしれません。
けれどこの言葉は、特別な誰かを指すためだけではなく、
私たち一人ひとりの生き方や恋の形に関わっているのです。
1. L・G・B・T・Qの意味
L(レズビアン):女性を好きになる女性
G(ゲイ):男性を好きになる男性
B(バイセクシュアル):男女どちらにも恋をする人
T(トランスジェンダー):心の性と体の性が一致しない人
Q(クエスチョニング/クィア):自分のあり方を探している人や、既存の枠に当てはまらない人
これは「特別な枠」ではなく、
自分らしさを表すための言葉のひとつです。
2. +がついている理由
最後の「+」には、ここに挙げた言葉だけでは表しきれない多様さを含める意味があります。
人の数だけ恋の形や心のあり方があるからこそ、
「+」はそのすべてを包み込む合図になっているのです。
3. 日常の中にある多様性
たとえば学校で「男の子なのにピンクが好きなんだね」と言われるとき。
職場で「結婚はいつ?」と何気なく聞かれるとき。
それは、無意識のうちに「こうあるべき」という枠を示しているのかもしれません。
また、世界を見渡すと、同性のカップルが子どもを育てていたり、
血のつながりにとらわれず「家族」として暮らす人たちもいます。
地域や文化によって形はさまざまですが、
それぞれに大切なつながりがあることは共通しています。
4. 名前より大切なのは「安心できること」
言葉やカテゴリーは理解の助けになりますが、
本当に大切なのは「自分らしく安心していられること」。
どんな色を持っていても大丈夫。
人はそれぞれ違うからこそ、豊かさが生まれます。
LGBTQ+という言葉は、特別な誰かを線引きするものではなく、
お互いをそのまま大切にするためのヒントのひとつです。
恋や生き方に正解はありません。
あなたがどんな色を持っていても、
その存在には変わらない意味があります。
LGBTQ+という言葉を知ることは、
立場を選ぶことではなく、
自分や身近な人を理解する小さなきっかけになります。
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