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声の導き

不満からの気づき

2023.03.03

みなさま、いつも大切な時間とご縁を頂き、
ありがとうございます。

人生において、不満を感じるということは、程度の差こそあれ避けられないものです。

何かを成し遂げたい気持ちが強いほど、向かい風のように起こり得るものでもあり、世代や性別に関係なく、

→ 現在の環境への不満、
→ 誰かからの態度や対応への不満、
→ 思うように行動出来ない自分自身への不満、

など、手放したい思いに苦しむ方も多いです。

さらに、優しい人ほど不満を自分の中に閉じ込めてしまい、悲しみ、怒り、虚しさや憎しみに心が支配されてしまう傾向があります。

不満が拭えないままの状態が続くと、徐々に気持ちの余裕も失われ、自分自身や大切な人にまでイライラしたり、周囲との関係が悪化することにも繋がります。

今回は、不満に心が囚われかけている兆候と、気づいた時の抜け出し方についてお伝えしたいと思います。

まず、兆候としては、

・気持ちが沈みがちになる
・些細なことが気になり出す
・他人の言動が、自分への非難のように感じる

などのように、物事が悲観的に見えてくるようになります。

親しい人の言葉ですら、自分を責めているように感じ、心がざわつきます。

また、自分に反感を持つ人が増えたような気持ちになるなど、負の感情の連鎖に陥りかけた時は、

まず「今一番不満に感じていることは何?」と自分に問いかけます。

『漠然とした不安や怒りの感情』と、
『解決すべき具体的な問題』とを切り分けます。

そして、まだ起こってもいない事態を先々まで想像して悲観したり、事態の悪化ばかりを考えて恐れる、といった否定的な感情に囚われない、と強く念じます。


不満に囚われた心は、暗い森に迷い込んだ状態に似ています。森の中は見通しが悪く、進むことも困難ですが、出口はあります。

今必要なことは、その出口を探し、そこへ向かうことなのだと意識するのです。

まずは、"問題解決" という出口に辿り着くために、現在地(現状)を正確に把握します。

例えば、恋愛に関連した不満なら、自分自身がどういう人を恋愛対象として求めてきたのかを思い起こし、想う相手の言動と比較します。

相手の気持ちに対する漠然とした不満や不安は、もしかすると、自分が求めている人物像とのズレを感じているためかもしれません。

不満や不安の感情は、心の深い場所で芽生えた違和感を、自らが認めたくない想いから沸き起こっていることも多いのです。

心を静め、自分が真に求めているものを改めて確認することは、現状を客観的に把握し、内面からの方向転換を促すサインに気づくチャンスでもあります。

普段から自分の望みを具体的に理解出来ている人ほど、違和感からの気づき、そして行動も速くなります。

自身の内なる声を素直に聞き取ることで、本当に望んでいるものや、大切にしたいことと現状の差にも気付きやすくなります。

簡単な日記を付け、日々の感情や思考を整理していく方法もおすすめです。

心が不満を持て余している状態は、とても苦しく辛いですが、満足出来ない現状と、真に望む状態との差を見極めることで、より良い段階へと飛び立つ機会にも変えていけるのです。

貴方の心も穏やかさを取り戻せますように。

山吹

山吹(ヤマブキ)先生の記事