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咲那先生のブログ

ひいおばあさん

2022.11.28

私のひいおばあさんは、江戸時代生まれでした。
小さくて、気前が良くて、会うと一万円札を握らせてくれました。

日舞がうまく、読み書きもできていて、不思議な存在でした。

それもそのはず。

とあるお城の大老の娘…ほぼお姫様だったそうです。
お忍びで町へ遊びに出たときに、商売を営むひいおじいさんと出会ったそうです。
お互いにすぐに惹かれ合い、駆け落ちをしたそうです。
そして、私のおじいさんが産まれ、おかあさんが産まれ、私が産まれました。

駆け落ちのときには、たくさんの方に迷惑をかけたことでしょう。
もう戻れない状況で、不自由のない暮らしから一転した商売人の生活は大変だったことでしょう。

私が子供の頃、遊んでくれたひいおばあさんからは、そんな苦労は見えませんでした。
大好きな人と暮らし、その人の子を産み、百歳を超える天寿を全うしました。

運命ってこういうものなのでしょうか?
いえ、ひいおばあさんは自分で手繰り寄せて引き寄せて、手に入れたんですね。
そして、その時にある幸せをその都度ありがたく受け入れていたんですね。

今苦しい方にも、それを伝えたいです。
私にお力になれることがあれば、なんでも相談してくださいね。

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