第三十六項　孔雀明王 （くじゃくみょうおう）

本日は、孔雀明王 （くじゃくみょうおう）のお話です。

嫉妬心をなくす
愛に満ちた毎日がやってくる
愚かな怒り、貪り、知恵のない言動、すなわち嫉妬心という毒と煩悩を滅却する力を持つ
うつ病改善
健やかな人生となる
毒虫や毒蛇の害から守ってくれる鳥が仏格化された仏様
「精神的な毒」を除くことから不安・うつ・不眠に功徳あり

死魔降伏
悪霊退散
災難除去
息災延命

語源は「偉大なる孔雀」の意味で、インドの国鳥でもある孔雀が神格化され仏教に取り入れられました。 インドでは元々は女神でした。 そのため、仏母大孔雀明王菩薩とも呼ばれ像容も女性的にあらわされます。 古代インドでは毒蛇は煩悩にたとえられており、毒蛇を捕らえて食べる孔雀が災いや苦痛を取り除いてくれると考えられていました。

【仏像】
最も特徴的なのが孔雀の背中に乗っていることです。明王の中で唯一怒りの形相ではなく、慈悲を表した女性的な菩薩姿をしています。そして4本の手が一般的で、他の明王とは違い武器を持っていません。

【梵字】マ

【手印】仏母大孔雀明王印（ぶつもだいくじゃくみょうおういん）

【真言】オン　マユラギ　ランテイ　ソワカ

精神が病んだとき、是非唱えてみてください。