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茉途衣祈祷塾

第十項 不動明王

2023.04.23

第十項 不動明王

コメッターの皆様、茉途衣です。
本日は、不動明王(ふどうみょうおう)のお話です。
茉途衣教団のかたは、もう、仕事運アップ、厄払いとしておなじみですよね。

★★★★★★★

不動明王は密教における本尊、大日如来の化身とされています。密教とは、仏教の1つの考え方です。不動明王の起源は、インド神話のシヴァ神とされています。サンスクリット語の「アチャラ(動かない)ナータ(守護者)」という名前から不動明王と訳されました。
日本へは真言宗の祖である空海によって伝えられ、真言宗や天台宗、日蓮宗などの宗派で信仰されるようになりました。現在でも日本各地で「お不動さん」や「不動尊」の名前で親しまれています。

明王とは密教において、人々を困難なできごとから救う仏様とされています。不動明王は五代明王のひとりであり、その中心的存在。不動明王を中心として、東西南北それぞれに4人の明王が配置されています。
東に降三世明王(ごうざんぜみょうおう)が、阿閦如来(あしゅくにょらい)の化身
西に大威徳明王(だいいとくみょうおう)が、阿弥陀如来(あみだにょらい)の化身
南に軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が、宝生如来(ほうしょうにょらい)の化身
北に金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)が、不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)の化身

不動明王は怒った表情をしていますが、実は煩悩を断ち切るように導いてくれる慈悲深い仏様です。怒った表情をしているのは怒りをもって、煩悩を抱えた人たちを力ずくで救済するため。人々を常に見ていることを表現しているのです。
右手に持った俱利伽羅剣(くりからけん)には、よこしまな心や、迷いを断ち切る意味があります。左手の羂索(けんさく)と呼ばれる網は、悪を縛り上げ、煩悩を断ち切れない人を吊り上げて正しい方向へ導く意味があります。

不動明王には、生きているうちに得られるご利益(現世利益)があると信じられています。
<不動明王のご利益>
厄除け
煩悩退散
学業成就
立身出世
商売繁盛
健康祈願
修行者守護
そのほかのご利益として、戦勝や国家安泰なども挙げられます。鎌倉時代中期に起きた元寇(げんこう=元の日本襲来)では、不動明王を含む五大明王に戦勝祈願したところ、元軍の船団が暴風雨で大打撃を受け、侵略は失敗に終わったという言い伝えがあります。戦国時代には武将たちが戦の前に、五大明王に必勝祈願をしていたそうです。


★★★★★★★

「ノウマク・サンマンダ・バザラダン・センダン・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」
不動明王を祀る場所でよく使われている。中咒(ちゅうしゅ)もしくは、慈救咒(じくしゅ)と呼ばれる。
「ノウマク・サンマンダ・バザラダン・カン」
一般的によく使われる真言。小咒(しょうしゅ)もしくは、一字咒(いちじしゅ)と呼ばれる。
「ノウマク・サラバタタ・ギャティビャク・サラバボッケイビャク・サラバタタラタ・センダマカロシャダ・ケンギャキギャキ・サラバビギナン・ウンタラタ・カンマン」
もっとも長い真言。大咒(たいしゅ)もしくは、火界咒(かかいしゅ)と呼ばれる。不動明王の大咒は、すべての悪を取り除き、あらゆる願いを叶えるとされている。

真言は、30万回唱えることで、願望成就すると言われています。

★★★★★

不動明王は、仕事運アップ、厄払い、出世にとっても心強い仏様です。
絶対にバックにつけたい守護神ですね。

コメッターの願望成就を応援しております。
茉途衣でした。

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