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茉途衣祈祷塾

第二十四項 鬼子母神(きしもじん)

2023.09.23

コメッターの皆様、茉途衣です。
本日は、鬼子母神(きしもじん)のお話です。

きしもじん、きしぼじんとも読みます。

ヒンドゥー教の伝承では、夜叉神[pāñcika(パーンチカ)]の妻とされます。

ザクロの枝を持つのは、ザクロの実が多いことから多産を象徴し、日本では子育てや出産の神として信仰されます。仏教では、他人の子供をさらって殺していた訶利帝母(かりていも、※サンスクリット語[hārītī(ハーリーティー)]の音訳)の末子をお釈迦さまが隠し、彼女の非行を悔い改めさせたという説話が有名です。

その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。

お釈迦様は、その過ちから訶梨帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。その時の訶梨帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。

そこで訶梨帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。

江戸三大鬼子母神は、下谷の入谷鬼子母神真源寺、雑司ヶ谷の法明寺境外堂鬼子母神堂、中山法華経寺をいいますが、江戸時代には、中山法華経寺ではなく、本所本佛寺(現梅里)を指していました。

もとは子どもを食べる鬼女でしたが、その鬼女を祀ることで、子どもを守ってくれる神様になっていただきました。 病気平癒・安産・子育てに御利益があると言われています。

鬼子母神
500人の子の母であり、安産や子供を守護する天女

鬼子母神(きしもじん)とは?
訶梨帝母(かりていも)ともいいます。もとは鬼神王・般闍迦(はんじゃか)の妻であり鬼女でした。500人の子供を持つ母でありながら、その子らを育てるために人間の子供をさらい食べていたのです。そのため釈迦は末子を隠し、我が子を失う悲しさと命の大切さを説きました。改心した鬼子母神は全ての子供達と釈迦の教えをまもることを誓い、子育てや安産、子供を守護する善神となります。

手にはザクロを持っている姿が多いですが、ザクロが人肉の味がするからだとよくいわれます。しかし、釈迦から今後人肉を食べたくなったらザクロを食べよと論されたことが本当の理由です。ザクロは実の中に多くの種を抱えることからめでたい果物として子供を多く産んだり豊饒(作物が良く実ること)の功徳があり、子孫繁栄のご利益があるとてもおめでたい果物です。

ご利益
盗難除け、子授け、安産子育てのご利益があります。

鬼子母神(きしもじん)の像容
一般に中国の天女の姿をしており、胸中に子を抱き、ザクロを持っています。

有名寺院と像
・京都府:醍醐寺
・奈良県:東大寺
・滋賀県:園城寺

鬼子母神(きしもじん)の真言
オン ドドマリ ギャキテイ ソワカ

妊活の方の強い味方!!
是非鬼子母神真言を唱えてみてくださいね。

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