本当は誰かに甘えたい。でも、今さら弱さを見せられない
2025.08.10
誰かに甘えたい。
ただそばにいてほしい。そんな気持ちがふとよぎる夜がある。
でも、長くひとりで頑張ってきた自分を思い出すと、
「今さらそんな自分、見せられない」と
どこかで気持ちを引っ込めてしまうこともある。
それは甘え方を忘れてしまったのではなく、
ただ、自分を守ることに慣れてしまっただけなのかもしれません。
1. 恋をしても、甘えることが怖いときがある
誰かに惹かれても、
素直に「会いたい」と言えないことがある。
「寂しい」と伝えることで、距離を詰めすぎてしまいそうで、
少し遠くから見ているほうが安心に思えることもある。
それは、自立してきたからこその感覚であり、
「甘える=弱さ」と捉えがちな、過去の経験からくるものかもしれません。
2. わかってもらいたいけれど、重たく思われたくない
「ほんとはわかってほしい」
そう思うのに、その想いを伝えるのが苦手になっていく。
年齢や立場を考えすぎて、
どこまで気持ちを見せていいのか迷ってしまう。
恋愛をしていても、
自分ばかり我慢しているように感じるとき、
その背景には「頼ることへのためらい」が隠れていることもあります。
3. 強く見える人ほど、ほんとは甘えたがりだったりする
まわりからは「しっかりしてるね」と言われることが多い人ほど、
本当は誰かに寄りかかってみたい気持ちを、
ずっと胸の奥にしまっていることがあります。
その“甘えたい気持ち”は、
わがままでも、弱さでもなくて、
人を信じたいという思いの表れかもしれません。
4. 恋のかたちは、人それぞれでいい
恋愛の中で甘えられない自分に
後ろめたさを感じる必要はありません。
すぐに全部を見せなくてもいい。
ほんの少しだけ、心のやわらかい部分を
誰かと分け合えたなら、それだけで十分です。
相手に何かを「求める」ことではなく、
ふたりで居心地のいい距離を探していく中で、
甘えることも、自然と許せるようになっていくものです。
甘えたいと思ったとき、
それは、誰かに心を開こうとしているサイン。
恋のかたちは、こうでなきゃいけない——
そんな決まりは、どこにもありません。
強さもやさしさも、どちらも持っているあなただからこそ、
そのままの自分で恋をしても、きっと大丈夫。
甘えることに、理由も遠慮もいらない日が、
いつか自然にやってきますように。
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