優しいし、ちゃんと連絡もくれる。
自分のことを大切に扱ってくれて、
将来のことも考えてくれている。

…だけど、どうしてだろう。
「すごくいい人」だとは思うのに、
心が動かない。

「元カレと比べたら、ずっといい人なはずなのに」
そんなふうに、頭と心がちぐはぐなまま、
恋愛のスイッチが入らずにいる自分に、戸惑ったことはありませんか？

1. 「条件」ではなく「感情」で恋をしている

安心できるし、誠実だし、尊敬もできる。
恋人としては理想的。

でも、なぜかときめかない。
「この人とキスしたいって思えない」——そんな気持ちに、罪悪感を抱えていませんか？

でも、恋は条件ではなく、感情で始まるもの。
「理想通り」なのに気持ちがついてこないのは、決しておかしなことではありません。

2. 比べているのは「相手」ではなく「自分の感情」

実は、比べているのは元カレ自身ではなく、
元カレといたときの“自分の気持ち”なのかもしれません。

夢中になったあの感じ。
嫉妬したり、不安になったり、振り回されながらも「好き」が止まらなかったあの頃。

今感じている「穏やかさ」と、
あの頃の「激しさ」は、まったく違うもの。
でも、激しくない恋が“本物じゃない”とは限りません。

3. 「心が動かない」のは、まだ“守り”の中にいるから

前の恋で傷ついた経験があると、
たとえ相手がどれだけ誠実でも、
心の扉が自然と半分閉じたままになってしまうことがあります。

「この人は裏切らないだろう」
「ちゃんと愛してくれるかもしれない」
…でも、それが怖い。

本当に信じられるかどうかは、時間と安心の中でしか育たないもの。
焦らず、そのペースで進んでも大丈夫です。

4. それでも“選びたい”と思えるなら、きっと始まる

ときめきが少ない、心が動かない。
それでも、「この人をちゃんと見てみたい」と思えるなら、
それはもう恋が“育つ可能性”を秘めています。

恋のはじまりは、必ずしも“ビビッと”ではありません。
じわじわ、ゆっくり、でも確かに近づいていく恋もある。

その人と一緒にいる自分が、
安心して笑えているなら——
そこに芽生えている気持ちを、信じてみてもいいのかもしれません。


元カレより“いい人”なのに、
心が動かない。

その違和感に戸惑うのは、
あなたがちゃんと恋に向き合っている証拠です。

比べてしまうことも、
ときめけない自分も、
全部まるごと受け止めていい。

焦らず、ゆっくり、
あなたの心が動くその瞬間を、大切にしてください。